ムッシュの試聴レポート 2017/09/20 (Wed) 前回の続きです。

 私のオーディオ人生を、がらりと変えた出会いが、アバック横浜店にありました。その店にはJBLの新しいスタジオモニターを試聴に行ったのですが、その日はたまたまイベントで、イクリプスのTDシリーズの試聴会を行っておりました。イクリプスのスピーカーの事は以前から知ってはいましたが、あまり興味はありませんでした。でもせっかくですから、フラッグシップのTD712zを試聴させていただきました。試聴したのは持参した鬼太鼓座のCDでした。
 音が出た瞬間、椅子から転げ落ちるような程の衝撃を感じました。その衝撃とは、私は今までオーディオに何を求めて何をやっていたんだろう、と言う、今まで築き上げて来た物が崩れ落ちる音でした。
 音像、定位、倍音と、どれをとっても気持ち良いほどそろっていて、私の耳には完璧に聞こえました。即決でTD712zを注文しました。・・・長期ローンで・・・

 TD712zの音の特徴は、何と言っても余計な味付けのない音質です。再生ソースの善し悪しが手に取るようにわかりますので、例えばBOSEのスピーカーのように、何を聴いてもそこそこ心地よい音で鳴らしてくれるような、聴く人に対する優しさのようなものは一切ありません。
 セッティングも非常にシビアで、少し角度や距離が変わると、クリア-さが打ち消されたり、逆にストイック過ぎたりと、なかなか手ごわいスピーカーでした。ちなみに私の耳では、ミリ単位でスピーカーを動かしても、あまり音の違いが判らないので、動かす時は数センチ単位で変えていました。
 
 とにかく私の耳は、このスピーカーでエージングされて行きました。
このスピーカーと他のスピーカーを比較すると、そのスピーカーの特徴をあぶり出します。その事により、雑誌ではしばしば箱鳴りと言う言葉が見受けられましたが、今一わからなかったのですが、それがわかるようになり、他のスピーカーの音が受け入れられなくなってしまいました。
 
 それから数年の間、このTD712zでオーディオ人生を過ごして来たわけですが、年齢も50を過ぎるともう少しゆったり、音の事をあまり気にせず音楽に寄り添いたいとの思いが強くなり、ホームページで色々検索するようになりました。そこで出会ったのがJAZZMANです。

 またまた本日はここまでです。

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