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「ジャズマン4ペア」についてその後の詳細なレポートを頂きましたので、ぜひご興味のある方は参考になさってみてください。さてさて、普通の音とは?

ご無沙汰しております。
愛知のⅠです。
JAZZMAN4ペアの現状報告です。
JAZZMAN4ペア使用を実践して1年,今我家のJAZZMANは、「フツーの音」で鳴っています。

ジャズマン4段重ねの図

4ペアともよくこなれてきて、4ペアが一体となった再生をしています。
再生ステージは、JAZZMANらしく、スピーカーとスピーカーの間に定位しています。
4台でもJAZZMANはJAZZMANであり、音が前にせり出してくることはありません。

音の分離、分解については、音にはっきりと輪郭を引いたように過度(不自然に)に明確にすることなく、グラデーションと空気感を伴って表現された自然なものであり、各楽器の位置、音像が不鮮明になることもありません。

レンジは敢えて上下の帯域を追加する必要を感じさせない、必要にして十分なレンジを確保していると思います。
JAZZMANの特徴であると言われるウッドベースでは、基音、弦を弾いた瞬間の音を明確に表現しつつ、アンプを通していないベースではその後の倍音、胴鳴りまできっちりと再生していて、気持ちのいいいベースが聴けます。

これらは、私にとってはナチュラルで、中庸、必要にして十分な音を提供してくれていると感じています。
従って、各楽器が混濁することなくプレイの一つ一つも明確に認識できるとともに、非常にゆったりと音楽に浸ることができます
このようにJAZZMANは、音像再現型のスピーカーに分類できると思いますが、空気感を伴った表現により現場全体の雰囲気もよく再現されています。
タイムドメインスピーカーのイクリプスが、似たような再生をしていたように思います。

そしてJAZZMANの点駆動の特質と思われますが、一定の帯域での刺激的なピーク音が出ないことも魅力となっています。
ダイナミック型のスピーカーは、どこかの帯域でピーク音が出て気になるので、それを取り除こうと思うと、バランスが崩れたり、音が死んでしまいました。

このピーク音は、綿密に調整された超弩級スピーカー(オーディオフェア等で)でも経験することであり、ダイナミック型の宿命と思って諦めていましたが、JAZZMANでものの見事に私の理想とする音の再現に出会うことができました。

だだし、私が今満足している音はオーディオマニア、あるいは音楽を分析的に聴く人には、音がぼけているといった印象を持つようですのであくまで主観的な印象です。
今、JAZZMANは「フツーの音」で鳴っていますが、つまらない、凡庸な音で鳴っているのではなく、分離、分解、レンジ等、音楽鑑賞のために必要な要素は十分確保した“自己主張を持った「フツーの音」”であると認識しています。

以上の通り4台だからといって、何かが特に強調されているような音ではありません。
あくまで、1台のJAZZMANでの延長線上の表現となっているものであり、そこに4台の効果として、音の密度がさらに高くなって、音の立体感、実体感の質感がアップし、がっしりとした音像が再現されています。

さらに、独自の空気感を伴っているため実体感があるが押しつけがましさや、妙な誇張感のない自然な音となって、これでしか味わえない独自の世界がフツーの音として表現されています。
その結果、再生音がさらに充実し、適度に引き締まった音像と、何とも言えない広大でゆったりとした世界で音楽に浸ることができます。

それは目の前に楽器が迫ってきて鳴っているものではなく、スピーカー間にできたステージでのプレイを客席から聴いているといったものです。
JAZZMAN4台使用は、岩堀様の2台スタックに触発されたものであります。

自分自身、感覚的にJAZZMAN1台で6畳が最適で、部屋の広さに合わせて台数を増やせば、部屋にあったステージが創れるとだろうとの予想で実践したものです。
結果的に予想通りの成果となり、大変満足しています。

できれば、大型サイズが開発されると理想ですが。
もし、4台を試めされる方は、あくまで「フツーの音」(ただし、自己主張を持った)を念頭に置いて自己責任でお願いします。

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